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2人が描く、ズンチャカ!のキャプテン像/ズ!の部屋 Vol 2 後編

2022年6月8日

2人が描く、ズンチャカ!のキャプテン像/ズ!の部屋 Vol 2 後編

あっという間に5月が過ぎ去り、6月がやってきましたね。
渋谷ズンチャカ!開催まで、3ヶ月となりました。

 

さてさて、ズ!の部屋 Vol.2となる今回は、キャプテンインタビューの後編。

大変お待たせしてしまいました。。

お話を伺ったのは、4月の中旬。

、、きっとその頃から、2人の心境にも変化が起きているのだろうな、と思うと、すぐさま公開に至れなかったことを反省していたのですが、

「これ、仕事ちゃうし。楽しみながらやれてればおーるおっけい」

「ぐーらっちぇ!」

そんな2人の言葉に「あぁ、ズンチャカ!のよさは関わり方の濃淡を選べて、それを受け入れてもらえることだな」と、思い出し救われるのでした。

(ところで、ぐーらっちぇ?ぐらっちぇ?ってなんだろう。)

 

・・

 

と、改めて、お話を伺った面々は以下のとおり。

 

話し手:原田麗奈(れいちぇる)/2021年初参加。現在、岐阜県在住の遠方ズ。(活動日には、渋谷へ現れる)

    下中遼太(しもやん)/2021年初参加。ズンチャカ!当日を迎える9月に大阪へ転勤予定。

聞き手:畔永由希乃(くろちゃん)/2021年初参加。現在、徳島県在住の遠方ズ。(遠方参加という壁に、必死に立ち向かい中)

▲Zoomにておしゃべり。そろそろもう一回したいなあ。

 

いつからキャプテンをやろうと思っていたのか?なんでまたキャプテンに?そんな話をしていた、前回の続きです。(前回の記事はこちらから)

 

・・・

 

誰だってキャプテンになれるんだよ、ってことを示したい。


れい 
自分なりにキャプテンをなんでやるのか理由を探すというか、言葉に色々したけど、わたしの中でキャプテンって”できるひと”っていうイメージがあって。

くろ できるひと?

れい そう。いわゆる、仕事ができるひと。みんなをまとめて、みんなに愛されてってそういうひとをイメージしてたんやけど。いや、ズンチャカ!は違うぞ、と。そういうキャプテンもいていいけど、逆に”できないキャプテン”がいてもいいんじゃないかと思って。”甘えちゃう系キャプテンになろう”って振り切った感じもあるかな。

ちゃんとしなくていいわけじゃないけど、遠方参加っていう身動きが取りづらい環境下で、そういうキャプテンをやってのけた先に、ズンチャカ!がまた関わりやすいものになるんじゃないかなって思ってる。

くろ いわゆるキャプテン像として、まとめられる、指示ができる、引っ張るとか、あるだろうけど、ズンチャカ!はそうじゃなくてもいいじゃないかって。そういう姿勢なのかな?をれいちぇるが自分を通して示したい、と。

れい そうだね。また来年、ズンチャカ!が開催されるときに、誰だってキャプテンになれるんだよ、ってことを示したいかな。

 

▲熱さとゆるさを絶妙なバランスで併せ持っている二人だと思うのです。(byくろちゃん)

 

くろ なんだろう。二人とも自分を”やや追い込み”で頑張る状況にしようとしてるじゃない?ズンチャカ!の何がそうさせるんだろうね。

しも なにがそうさせる?

くろ うん。言い方はあれだけど、言ってしまえば”ただのボランティア”だと思うんだよね、ズンチャカ!って。どんなところに、それぞれのモチベーションというか、「やり切りたい!」って気持ちを生み出す原動力があるんだろうなって気になって。

れい なんか、パッと思い浮かんだのはエゴだよね。自分が成長したいです、っていうただのエゴでしかないかな。

くろ エゴか。そのフィールドとしてズンチャカ!を選ぶのは、なんでだろう?

れい それが通じるからかな。自分のエゴが。

ズンチャカ!って、くろちゃんもそうだし、しもやんもそうだし、わたしもそうだけど、ただ単に”文化祭をやる”っていう言葉では収まらない気がして。みんながどこかしら”挑戦”っていう言葉を持って、参加してる気がするのね。
組織自体が、ズンチャカ!っていうフィールドを使わせてもらって、「これができたんだったら、わたしじゃあもっとすごいことできるよね。」って次へのステップを踏む場でしかない。すごい低く言っちゃうとね。それが、ものすごい高いハードルなんだけど。

そこを踏めるって会社じゃなかなかできないし、かといって他のボランティアでも難しかったりする。そういうのができる踏み台だなってなんとなく思ってる。

くろ 踏み台って言葉がネガティブな意味じゃなくて、挑戦とか、やってみたいをやらせてくれる土壌があるみたいな。

れい 自分がただこうしたい、とか、こういう人間になりたいって、別に他人に言われたことでもないし、他の人がそうなってくださいって言ってるわけでもなくて。
自分が心の中で思ったことをやりたいです、って言ってるだけの、いわゆるエゴみたいな。なんていうんだろう。自分を追い込んでいるけど、そのこと自体もエゴなんだろうなって。笑

くろ 追い込みたくて勝手に。笑

れい そう。笑

くろ そういう環境が他にはないなって感覚があるんだね。

れい うん、ないね。

あったとしても、これだけズンチャカ!を愛してますって人たちが集まってベースが築かれてる組織ってなかなかない気がする。コミュニティを守りたいって思う人たちがたくさんいるコミュニティってすごいことだと思うんだよね。「このコミュニティを傷つける奴は出ていけ!」みたいなのはないけど、みんなそのくらいの愛はあるじゃん。多分。

そういう場でありながらも、自分の好きなことができるっていう環境、なかなかないと思う。

くろ こういう場であるべき、みたいな縛りはないけど、みんなの中で守りたい何かが共有されている感じはあるよね。それってなんなんだろうな。

れい なんなんだろうね。ほんと。怖いんだけどね。笑

 

会社とかでは難しいことがズンチャカ!ではできる

 

くろ しもやんどう?自分をちょっと追い込んでやり遂げたいみたいなことを言ってくれてたけど、なんでそんな風に思えるんやろう?

しも んー、れいちぇるが話してるのを今聞いてて、いっぱいあるなって思ったんやけど。まあ、そのうちの一つはれいちぇるも話してたように、会社とかでは難しいことがズンチャカ!ではできるってのは思ってて。

簡単にいうと、そこに莫大なお金を抱えているかどうか、はあるかな。
今更ながら学生時代に戻ったように、「まあなんでも失敗して成長すればええや」って思える環境がズンチャカ!にはあるなって思う。だからあえて、自分を厳しい環境下において、失敗してもいいやってくらいの気持ちで色々やってるかな。

でも、それだけではなくって。やっぱり自分が好きな、音楽とか、まちづくりとか、そういったものに関われるっていうのが動力源になってるっていうのはあるかな。

去年は他の組織でもボランティアやってたんよ。
期間はズンチャカ!と同じくらい。でも、全然違った。そっちは古株の人たちがある程度決まった路線で、「こういう風にやっていきます、だからあなたたちもこうやっていけるよう頑張ってください」みたいな空気感で。新しく入った人はやれることが限られてるというか。結構、自由度が低い組織だったんよ。

「あーボランティアでもこんなに違うんや」って思って。

くろ 全然違ったんやね。

しも そう。で、まあ、どっちが楽しかったかっていうと、間違いなくズンチャカ!の方で。自由にやれるっていうのは、色々失敗できる環境にあるっていうことやと思うんよね。自分自身成長したいのもあるから、あえてそうゆう環境に身をおいた方が楽しいよねって思って、今こうして身を置いてるっていうのはあるかな。

くろ 自由にやれる楽しさと、失敗しても大丈夫やって思える環境があって、今年も挑戦してみようかなって。でも、ただ挑戦したいってだけじゃなくて、根底として音楽とか、まちづくりが好きって気持ちがあって、今ここにいるんやね。

しも そうやね。そもそもの土台として、自分にとってすごくいい環境があったなってことやね。

くろ れいちぇるも、もちろん前提として音楽が好き?はあるよね?

れい あ、あ、ああるよ。

くろ あれ?実は好きじゃない?

れい いや〜実はねえ。 、、、音楽ってうるさいじゃん?

くろ ええ!それは絶対、ズンチャカ向いてないよ!やめたほうがいいよ!

一同 

 

・・・

 

れい いや〜しもやんのを聞いてて、動力源ってなんだろうって考えたけどなんだろうな。、、、なんか、楽しいよね。

しも ねー。

れい あとは、去年やってみて結構自分っていうものを出せたかなって思ってたのね。わたしは割と人見知りなほうだからさ。なんというか、自分っていうのを素直に出したときに、結構受け入れてくれるひとがいて素直に嬉しかった。だから、続けたい、と思った。

初めて応募したときは、9月のズンチャカ!が終わったら岐阜に行こうって考えてたの。

くろ うん。 …え、そうなんだ?!今普通に聞き流しそうだったけど、9月には東京離れるつもりでいたの?

れい そうだよ。笑

応募した当初は、ただ単に、「東京で最後にちょっと大きいことしてみようかな」っていう気持ちでいただけで、そんなにそこにどっぷり浸かるつもりもなかったんだよね。なんだったら、とっとと岐阜のコミュニティに入りたかったし、そっちの方に目線が向いてたからね。

けど、1年近くズンチャカ!で活動していくうちに、自分っていう存在を出せる環境下って大事だなって思って、それが動力源にもなってるのかな。

くろ 居心地のいい自分を出せるみたいなことかな。

れい うん、そうね。なんだかんだみんなと、仲良くなったなって感覚もあるし。

しも 確かに。すごくわかるなあ、わかるよ。

くろ しもやんに聞けてなかった。これは、聞いておきたいな、どんなキャプテンとして関わっていきたい?

しも いやあ〜、ねえ。これから考えます、じゃだめかな。

くろ 今の純粋な心境としては、どうなの?

しも うーん、実感がまだそんなに沸いてないかな。っていうのがあって、それがいつまでも続いてちゃいけないなって気持ちはあるかな。

ちょっと今仕事が忙しいのもあって、活動日にも参加できてないし、情報を見返したりもできてなくって。そろそろ、落ち着いてきたんやけど、追いつけ、追い越せでやっていきたいなあって思ってるところかな。

れい 理想としてるキャプテン像はある?しもやんの聞いてない気がする。

しも そうねえ、でも普通に、これまで通りがいいかなあ。キャプテンになったからってちやほやされるのも違うし、逆にキャプテンとしてしっかり働かないと、なんだこいつみたいに見られるかもしれないから。これはこっちの努力やねんけど、そうはならないようにしていかないといけないなって思う。

けど、まあ、よくも悪くも、去年と変わらずしもやんって呼ばれるのがいいな。

うーん、ちょっとまとまってないな。これは、保留だね。所信表明と共にお伝えします。

 

▲ちょっとここらで最近の動きを。先日行われた渋谷区主催のイベント「おとなりサンデー」にて。
「ミニ・ズンチャカ!」と題してアトラクションのお試し企画をした時の様子です。

 

くろ そろそろ終わりに向かっていこうと思うんやけど、最後に意気込みをぜひ、お願いします。

れい キャプテンだからどうだ、とかはあんまり考えてなくて。

むしろ、わたしがキャプテンになった理由はみんなに前に出て欲しいから。キャプテンが裏でいいんじゃないかと思ってて。裏方って呼び方がすごい好きじゃなくて、なんで裏なんだろうって。裏のひとがめちゃめちゃ動いているはずなのに、表っていう言葉にならないのが、自分のなかでしっくりこなくて、裏で頑張っているひとたちをちゃんと、この人たちが企画したんですっていうのを出したい。それが、わたしの今のキャプテン像であり、全力のサポートの仕方、です。

しも わたしはですね、自分を奮い立たせるという意味合いも込めて、まあ、責任感を持ってやっていきたいなって思います。もちろん、キャプテンになって、その肩書きだけで終わらないようにね。

れい ああ、そうだね。本当に。

しも それで終わらないように、一つ一つ丁寧に、逃すことなく、与えられた役割をこなしていきたいなって思います。

 

・・・

 

前編・後編にわたってお届けした、キャプテンインタビュー。真剣な話をしつつも、終始笑いが絶えない時間になったのは、2人の人柄というか、持っているキャラクターあってこそだなあ、と感じます。それはきっと、ズンチャカ!に関わるひとの緊張を解きほぐし、ひとりひとりが参画しやすい空気感を醸成してくれるのでは、とも。

多様なメンバーのそれぞれの思いによって作られてゆく渋谷ズンチャカ!、今後の動きもぜひ、チェックしてくださいねー。

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