多様で自由でハッピーでオープンでノーボーダーで、
音や人との新たな出会いや、演奏のきっかけに溢れ、
ゆるさと余白があって、な
「渋谷ズンチャカ!」は、
年に1回くらいは、渋谷の真ん中で自由に音楽できる日があったら素敵じゃないか!と、
2014年のプレイベントからはじまった、まちが舞台の"参加型"音楽フェス。
音楽に詳しい/詳しくないとか、楽器ができる/できないとか、歌が上手い/下手とか関係なく、
世代や国籍、文化の違いも飛び越えて、心から音楽を楽しめる場をつくりたい。
そこでは、誰かの演奏を聴くだけでなく、
歌ったり奏でたり、誰もがそれぞれの音を鳴らすこともできる。
しかも、そんな“お祭り“を、渋谷のまちに集うみんなの手でつくる。
現在、渋谷駅前は100年に一度の再開発のまっただ中。
そして、2020年には東京オリンピック・パラリンピック。
「新たになりゆく渋谷の未来に、誇りと愛着を持って関わるきっかけをつくりたい」
そんな渋谷区の想いをベースに、
音楽したい!と思った誰でもが、自らつくり、自ら楽しめる、
新しい”まちの音楽祭”をつくっています。
音楽で、渋谷のまちを楽しみ尽くそう。
「渋谷ズンチャカ!」、今年も開催します。
主役はきっと、あなたです。
よかったら、一緒にズンチャカ!しませんか。
はじめまして。
渋谷ズンチャカ!をつくる市民ボランティア「チーム・ズンチャカ!2016」リーダーの松原大輔です。ぼくは渋谷で生まれ、ピアノを弾いて育ちました。渋谷ズンチャカ!は、音楽の新しい楽しみ方を発見できる、渋谷の街(まち)を舞台にした音楽フェスです。
ぼくは、音楽がだいすきです。特にピアノを弾くことがすきですが、楽譜がそんなに読めるわけじゃありません。でも、自分が弾いたピアノで友達が歌ってくれたり、メロディを口ずさんでくれたりする瞬間がだいすきです。一緒にみんなで同じ歌をうたっているとき、ぼくは「音楽ってすばらしいな」と強く思います。
ぼくが初めてその体験をしたのは、代々木公園で路上ライヴをしているときでした。中学2年生の頃、上原ひろみに憧れてジャズピアノを始めました。始めてすぐに同級生2人とピアノトリオを組み、ミニピアノ、ウッドベース、スネアとシンバルだけを噴水横のベンチに持って行って『Moanin'』の最初のコード“F”を鳴らしたとき、全身に鳥肌が立ったのを今でもおぼえています。
夢中で演奏しているとスウェーデンの留学生4人が立ち止まって、リクエストをくれました。ジャズの有名な曲のようでしたが、知らない曲だったので弾けないことを伝えると、なんでもいいから弾いてほしいと言われました。そこまで言うならと簡単なブルース(ジャズの兄弟のようなもの)を弾き始めると楽しそうに手拍子をして、メロディを一緒になって歌ってくれました。
ブルースは、6つの音があれば演奏することができます。例えばFのブルースなら、ファ・ラ♭・シ♭・シ・ド・ミ♭。伴奏があれば、実はファだけ鳴らしていればかっこいい演奏ができます。ぼくはそれを知ったときに、カフェで流れてるおしゃれなジャズを演奏するのだって、そんなにむずかしいことじゃないんだ、と思いました。
もちろん、知れば知るほど新しいおもしろさがあるのですが、音楽を楽しむだけならどうってことない、しかもそれは、ジャズやブルースだけじゃなくて他の音楽ジャンルや、楽器演奏にも言えるのではないか。ぼくはピアノしか弾けませんが、知らないジャンルの奥深さや、他の楽器を演奏する楽しさをもっと知りたいと思っています。
渋谷ズンチャカ!は、渋谷の街でいろいろな音楽を体験することができる、新しい音楽フェスです。
ぼくは、渋谷ズンチャカ!に関わってくれた人が胸を張って、好きなものを「好き」って言えるようになる、そんな未来が見たいです。
渋谷ズンチャカ!は、渋谷区、地元商店会、渋谷にゆかりのある企業やNPOなど、たくさんの方々のサポートで形になっています。その中でも中心を担うのは、市民ボランティアであるぼくたち「チーム・ズンチャカ!」です。
チーム・ズンチャカ!のメンバーは、それぞれ違う想いを持って渋谷ズンチャカ!をつくっています。例えばある人は、音楽が好きだから。例えばある人は、渋谷が好きだから。例えばある人は、チーム・ズンチャカ!のメンバーと話すのが好きだから。ぼくたちは全員の最大公約数を見つけるのではなく、それぞれのとがった「好き」を集めて、いびつなマルをつくります。
例えば、楽器をはじめて1ヵ月の人が拍手をもらえるステージをつくりたい。渋谷ズンチャカ!が終わった次の日、「まだ始めたばっかりだけど、おれギターやってるんだ。」って、もし胸を張って言ってくれたら、それだけで渋谷ズンチャカ!の存在意義がある。
胸を張ったあと、少しだけ渋谷の見え方が変わる。音楽がもっと好きになる。もし、渋谷ズンチャカ!が何かを変えられるのなら、そんな感じなんだと思います。
渋谷は、世界中からたくさんの人が集まる街です。だから、たくさんのカルチャーが生まれます。たくさんの「好き」が集まるこの街で渋谷ズンチャカ!を仕掛けることは、新しい未来を少しつくること。ぼくは渋谷で生まれ育った者として、本気でそう信じています。
わかりやすいように“音楽フェス”と謳ってはいますが、渋谷ズンチャカ!は、音楽フェスですらないのかな、と思うことがあります。よくチーム・ズンチャカ!でのミーティングのとき、“ズンチャカ!らしさ”とはなにか、という話になるのですが、これがなかなか言語化するのがむずかしい。
それは、今まで誰も見たことがない、そして名前もまだ付いていない、新しい景色をつくっているからなのかも知れません。
ぼくがピアノを弾くのは、楽しいからです。何かを解決しようとか、そんな大それた気持ちはこれっぽっちもありません。でもたまに、その演奏を聴いてしあわせそうな顔をしてくれる人がいる。
渋谷ズンチャカ!も、そうあってほしい。
渋谷ズンチャカ!は今年が第2回目。まだまだはじまったばかりですが、今年も一日だけ、渋谷の景色を変えます。
さ、今年も一緒に、“ズンチャカ!”しましょ。
タイトル |
渋谷ズンチャカ! |
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開催日 |
2016年 9月4日(日) 11:30〜18:00 |
開催場所 |
みやした こうえん、ハチ公前広場、渋谷センター街 and more!! |
主催 | 渋谷ズンチャカ実行委員会 |
共催 | 渋谷区 |
後援 | |
協賛 (社名50音順) |
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協力 (社名50音順) |
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企画 |
チーム・ズンチャカ! |
企画協力 |